子どものほめ方

  1. その場でほめる
    子ども達の良い行動や 工夫をその場でほめる。後から褒められても嬉しさは半減である。ただし、形式的にほめると逆効果になる。子どもが達成できた時、がんばっている時にほめることが重要です。
  2. 具体的にほめる
    口先だけで、「すごいね」「えらいね」「うまいね」などと おせじのように言うのではなく、子どもの行動や発言の「どこがよかったか」を伝える。子どもは母親の言動や行動をよく見ている。心から本心からほめられたか否かを確認している。普段から 子どもの個性や特性を認めていくことが大切です。「すばらしい絵が描けたね。」などのように、出来栄えをほめるのではなく、「色づかいが素晴らしい」のように途中の頑張り(努力の過程)をほめるのです。
  3. ほめるタイミングを考える
    自信がもてない子どもを励ますような言葉がけが大切です。ただし、ほめ方がよくてもタイミングが悪いとダメです。ほめられた際に「子供に笑顔」があればタイミングが良かったと言えます。

 

子どもの叱り方

  1. 子どもの話しを聴き、事実を把握してから叱る
    一時的な感情で叱らない。事実を確認してから叱ると、子どもは納得する。事実を把握するためには、先ず、今の子どもの気持を聞く方が良い。「くやしい・苦しい・辛い・面白くない・嫌だ」。 ときには沈黙も良い。「早く話して」という態度ではなく、自分から話してみようという気持ちにさせる。子どもをその場で「説得」しても無理です。「なぜ、どうして」の理由を聞くのも無理です。説得をするのではなくじっくりと話を聴くことです。
  2. 時期を考えて叱る
    悪い行為をした直後に、短時間で叱る。短時間で叱るのがコツです。子ども達にも悪いことをしたと言う気持ちはある。すぐに開放してもらえれば素直になれる。後で叱ると、その時の気持や事実関係を忘れている。なぜ叱られるのかが理解できないで反発するだけです。 叱る前に子供の言い分を聞くことが大切です。説得ではなく「納得」です。